ウィルコム再生合意とHYBRID W-ZERO3プラン改訂とソフトバンクの思惑

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ちょうど昨日のエントリーにて、以下のように述べました。

一方、ウィルコムが現行PHSで生き残ろうとするならば、もうウィルコム定額プランの値下げは避けられないと思うのです。新規契約のペースで解約数を上回ることができないのであれば、既存ユーザーも含めた値下げをして、新規数を増やすと同時に解約数を減らすしかありません。そして、その基盤としては、ITX配備数が増大していることから可能なのではないかと思っており、私はそこに期待していたりもします。
つまり、私の今の環境だと、ウィルコムの維持費が高いからドコモに絞ろうかなとなるわけですが、このウィルコムの維持費が下がれば、通話用端末として残す意味が全然あるということです。

で、実際そんな感じのものがでてきました。

WILLCOM|「HYBRID W-ZERO3(ハイブリッド ダブリューゼロスリー)」向け専用料金コース 「新ウィルコム定額プランG」の料金改定について ~PHSパケットデータ通信料金が無料に~

ウィルコムストア

HYBRID W-ZERO3について、月額1,450円のみで、ウィルコム間通話定額に加えて、W-SIMでのパケット通信も定額で使えるということです。
これは魅力的だな〜と思ったのですが、3年縛りということで、う〜ん…という感じです。
とりあえず、静観することにします。3月限定というわけでもありませんし、私の上記引用部分の考え方が正しいとすれば、これは3GがあるHYBRID W-ZERO3だから、というわけではなく、通常音声端末にも広がっていく流れのはずだからです。

静観を決めた理由はそれだけでなく、以下の記事が理由です。

ソフトバンク、ウィルコム支援の狙いは「通信基地局展開のスピードアップとコスト削減」:モバイル – CNET Japan

上記記事にて、気になるところというか残念なところをピックアップして引用します。

ソフトバンクは30億円を出資し、APファンドらとともに新会社を設立。この新会社が事業譲渡、もしくは会社分割の形で、次世代高速無線通信サービスのXGP事業と、基地局の設置場所を10億円で譲り受ける。新会社が基地局を管理し、ウィルコムに貸し出すことになる。

要するに、30億でウィルコムの基地局設置場所を買い、XGPを潰した(後述)ということですね。

ソフトバンクは、「ウィルコムとソフトバンクの両社にとってシナジーが出せれば」と前置きしつつも、ウィルコムが現在基地局を設置している場所にソフトバンクモバイルの基地局を設置したいと語る。

なんか、ほんとに基地局設置場所がほしかっただけなんかな〜とがっかりした部分。

次が一番がっかりしたんですが…

XGP事業の開始時期については、「我々だけで決められる話ではない」(ソフトバンク)としつつ、2011年度(2012年3月期)ごろには開始したいとのこと。総務省の求めに従って他社にも通信網を貸し出す考えで、ウィルコムにもXGP網を貸し出すことを検討するとした。

XGP、2011年度に開始?…やる気まったく無いし。
しかも、ウィルコムにもXGP網を貸し出すことを検討…って、それなんだ。

やっぱり、XGP潰す気みたいです。
やっぱり、単に基地局ロケーションが欲しかっただけみたいです。

HYBRID W-ZERO3の動きが怪しいですが、ここら辺を例えば、イー・モバイルMVNOのソフトバンクSIMに変えるとか言う話とか、W-SIM通信は無料だけど、3GのSIMはソフトバンクになって定額料金廃止・デフォルト設定は3G通信とか、なんかそういう話にならないかと心配だったりもする。

正直言って、ほんとにがっかりしました。やっぱり、XGPを真面目にやる気ないんだなと。真面目にやる気ないどころじゃなく、全くやる気ないですよね。ほんとに、ただ単に、30億でウィルコムの基地局設置場所を買い、XGPを潰したという非常に効率の良い投資をしたということですね。

あとは基地局ロケーションの共有をどのように行うのかについての詳細がわかりませんが、これもなんだかんだウィルコム不利になってないか心配です。

やっぱり解約かな。
「Xperia好きな男のぼやき」にしようかな(苦笑)

 

追記
ウィルコム再生を支援するソフトバンクは何を得たか モバイル-最新ニュース:IT-PLUS」という記事。

ソフトバンクの思惑、ITX、関係者の言葉などがまとめられています。
新会社がXGPに専念する必要が無いというのが「?」。UQと中国なめてないか?孫さんなら可能なのかしら?
個人的に、ため息がでる内容でした。

ただ、以下の部分は全面的に同意。

ソフトバンクは30億円で実にいい買い物をしたのではないか

実際、基地局ロケーションとITX、30億って安すぎると思われ。

 

ウィルコムの再建、迷走中?

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ITMediaに、以下のような記事が。

ウィルコム再建、迷走中 (1/2) – ITmedia News

ウィルコムの再建について、経緯やらが詳しく掲載されています。

気になったのは、以下の部分。

そもそも、支援機構が担ぎ出された背景には、機構の第1号案件である日本航空の会長に就いた稲盛和夫・京セラ名誉会長への配慮があるとの見方が強い。

おお、そんなツイートをしたような覚えがあったので、検索したら出てきた。

あとは、やっぱり次の部分。

結局、ウィルコムを既存PHSと次世代XGPに分割するという「非合理的で不自然な手法」(関係者)が採用された。

「関係者」が誰なのかが気になるところですが、ITMediaがソフトバンクグループであることから邪推をしてしまったりもする。

 

ウィルコム、会社更生手続き開始(公式発表)

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ほぼ既報の通り、会社更生手続き開始となりました。
おそらくではありますが、ソフトバンクの思惑通りにもなっているように思います。

詳細については、「WILLCOM|会社更生手続開始の申立に関するお知らせ」や、各種応援ブログをお読みください。

現状では、現行PHSについては、ソフトバンクが入ってこないという話もあるので静観しますが、なにかあったらドコモをメインに格上げして、ウィルコムは解約しようかなとか考えてもいます。

で、そんなことを考えていたら、会社更生法の発表前日に、以下のような記事が。

ソフトバンクから営業電話がかかってきたよー(汗 – 俺++

なんだかなぁ。もうかよ、って思いました。
まぁ、私にはかかってきてないですし、真偽も確かめようが無いです。070から始まる番号にかければ大抵はウィルコムですし、顧客リストが流れているとも思いたくは無いです。
ですので、今のところは静観します。

ソフトバンクの意図と既存顧客から見た利点

ソフトバンクがきちんとXGPに投資をして、データ通信分野の弱点を補強するという意図で入ってきているならそれはそれで良いと思うのですが、上記の記事のようなこともあり、やっぱり400万の新規顧客獲得が目的なのかと見てしまいます。

いままでソフトバンクが買収してきた企業の既存顧客にある程度のプレミアムが与えられた例もありますが、ソフトバンクの現状を見るとそれはかなり期待できないと思います。
私にとっては、XGPが思い描いた姿になることが何よりのプレミアムなのですが、iPhoneで絶賛増大中のトラフィックやユーザーニーズに対してあまり動きを見せないソフトバンク次第な現状に期待感が薄れています。(代表の孫さんがTwitterでも(3Gの)エリア改善をすると言っていますが、ドコモに追いつくのはいつになることやらという感じです。ちなみに追い越すのは期待してません。)

ウィルコム出資を上手く使って、どうにかインフラを補強?

例えば、ウィルコムが基地局用に確保しているロケーションについでに3Gの基地局を置きたいというように、今回の出資を利用しても、都内のようにビルやマンションの屋上にある場合は良いとして、よくある電柱型の基地局に3Gの基地局を併設するのはとても無理でしょう。

逆に(?)、ウィルコムの基地局に3G基地局ではなく、無線LAN基地局(BBモバイルポイント)を併設しまくるというのはありえそうです。方々で言われる案ですよね。
事業としてもおもしろいですし、iPhoneのトラフィックを逃がしつつ、iPhoneのパフォーマンスを最大限生かせる無線LANならユーザー満足度も高いかもしれません。XGP基地局を設置するついでにBBモバイルポイントも付けるみたいな。これは実際おもしろそうですが、それだとXGP要るのか?という感じも若干したりします。

まぁ、これをやるのであれば、ウィルコム無線LANオプションが、BBモバイルポイントに切り替わるかもしれないので、それによって便利になる既存顧客もいるのではないかと推察されます。(これ:Wi-fiから電力を「収穫」して充電するデバイス « NODE 科学、技術、サブカル ニュースもついでにセットにしてくれたらおもしろいw)

しかし、実際ソフトバンクが出資する意味が他にあまり思いつかないんですよね、ちょっと前のエントリー(ウィルコムの支援に複数ファンド他ソフトバンクが名乗りをあげていることが判明 | 続・ウィルコム好きな男のぼやき)でもちょっと考えてましたけど、やっぱりコレっていうのが思いつかない。

やっぱり、XGP版どこでもイーサとiPhoneのセット販売かなぁ、現実的な感じだと。

10/02/19追記

そういえば、ITXを忘れてました。ITXに乗り入れるとか出来るのか知りませんが、できたらソフトバンクが狙うのもおかしくは無い気がします。なんか、XGP基地局よりも優先して(先行してとも言えるが)投資してたみたいで、数が結構増えてましたし。社長の会見でも「XGPへの投資が重かった」というのは、ITXの増大が要因でしょう。

また、乗り入れるとかではなく、現行PHSにMVNOするという手も考えられます。ITX化による脱ISDN化が完了しているならば(おそらくすでにほぼ完了していると私は予想してますが)、通話インフラとしてコスト面と無線容量面でこれほど優秀なものはないように思います。ソフトバンク端末にPHSチップを仕込んで通話できるようにし、自動切り替えで使えるとかにすれば、ソフトバンクもホワイトプランの負担を軽減できる上に24時間通話が可能になったりするかもしれません。ぶっちゃけ、都市部の通話可能エリアはソフトバンクよりウィルコムの方が良いところ多いですし。

…完全に妄想ですね、コレw

乗り換え先の検討パート2

「Xperia (SO-01B)」熱がだいぶ高まっています。ソニーエリクソンとしても国際展開が十分に可能そうな端末で、力を入れてきそうです。打倒Nokiaみたいな。

ただ、通信費(基本料金+データ定額:月々5,985円)がやっぱり高いですね。それを考えるとiPhone安いなぁ~と思ったりもします。

今回ドコモは、Xperiaの発表に合わせて、ホーダイ ダブルとBiz・ホーダイ ダブル及びパケ・ホーダイ シンプルとBiz・ホーダイ シンプルの統合をすると発表しました。

ドコモからのお知らせ : パケ・ホーダイ ダブルとBiz・ホーダイ ダブル及びパケ・ホーダイ シンプルとBiz・ホーダイ シンプルの統合のお知らせ | お知らせ | NTTドコモ

これによって、「基本料金+定額上限:月々5,985円」で利用が可能になります。(出来るかどうか分かりませんが)PCと接続してモデムとして利用する際にも、128kbpsなら同料金内で可能なはずです。今までウィルコムを利用してきた身としては、これはこれで十分魅力的です。(おそらく実際にはテザリングアプリを利用すると思いますが。)

ドコモがデータ定額上限を値下げするか?

問題は、iPhoneに合わせて上記をさらに値下げするだろうかという点。いろいろ考えてみましたが、どう考えてもこれは「無い」と思います。

まず、Xperiaだけ値段を下げるわけにも行かないでしょうから、他のフルブラウザ搭載端末についても値下げをしないといけません。これは既存顧客が多いドコモではARPUの致命的な減少を招く恐れがあり無理でしょう。

また、Xperiaは、iPhoneと比べてハードウェアスペックがかなり高い(snapdragon、バッテリ、カメラ…etc)ので、端末料金で儲けるのもかなり難しいように思います。となれば、インフラで儲けるしかありません。

コンテンツで儲けるにしても、ドコモマーケットのみのようで、その他に儲ける仕組みがあるのかというのは今のところ不明です。コンテンツがリッチになる分、高そうなので儲けはありそうです。mora touchが使いやすくなって音楽ファンもウハウハ、ドコモも手数料収入でウハウハとかになるかもしれませんが、それでも、定額上限額を下げるのは考えづらいでしょうね。(Xperiaを契約する人はまず間違いなく定額上限料までいくでしょうから、Xperiaユーザーが増えてARPU減少が抑えられそうなら値下げもありそうですが、いつになることやら。)

もちろん、ドコモの3Gインフラは、ソフトバンクに比べてはるかにリッチです。面でも量でもです。Xperiaは、iPhoneと異なり800MHz帯もサポートしていますし、通信に関してはかなり快適そうです。そこに価値を見いだせそうではあります。

まぁ、でもやっぱりあの安さで1~21時通話定額のiPhoneが魅力的に思えてくるのもまた然りですね。

やっぱり静観

というわけで、やっぱり静観です。今のところ、Xperiaの実際の使用レビューやらが出てきてから考えるという感じですね。

いやはや、どうなることやら。

 

WILLCOM会社更生法申請報道と乗り換え先検討について

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なんとも予想した最悪のシナリオ以上に最悪な結末になりそうな今日この頃。久々の更新です。無事HYBRID W-ZERO3がリリースされていますが、やはりWindows Mobileの不満点が目立つようです。

ウィルコムストア

どうなるのか確定したわけではありませんが、既存PHS会社とXGP会社を分割し、XGP会社をソフトバンクが担うという報道通りになったとすると、正直がっかりですし、XGPに未来を感じることも無くなります。まぁ、ソフトバンクが担わなければ、XGPが存続することもないという見方もできますが、既存の3Gに投資を十分に行わないソフトバンクがどうしてXGPに投資をすると言えるのかさっぱりわからないのもまた然りです。

乗り換え先候補としては、私的にはサブで使っているドコモをそのままメインにということになるのですが、やはり同じ使い方をするとなると増額となります。やはり、メール送受信無料の威力は大きいですね。ただ、ドコモは、128kbpsならばPC接続でも5985円定額というのがあり、これを使えばデータ通信については、計7000円で済むかもしれません。う~ん、でもそれならウィルコムのAX530Sアウトレットとか、WILLCOM 03[RX430ALセット]の方が断然魅力的ですね…。

 

ウィルコムの支援に複数ファンド他ソフトバンクが名乗りをあげていることが判明

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 ウィルコムの支援企業には複数のファンドの名前が挙がっており、ウィルコムの筆頭株主である米系ファンド、カーライルが年内にも支援企業を決定するとみられる。通信事業の実績に乏しいファンドが再建を果たせるか未知数でソフトバンクによる支援が有力との見方もある。

 ウィルコム買収を目指すソフトバンクは条件としてウィルコムが抱える935億円の債務の一部について金融機関が放棄することを求めている模様だ。〈関連記事8面〉
(2009年11月27日03時02分 読売新聞)

事業再生ADRを申請し、支援企業があらわれるのか注目されていたウィルコムでしたが、複数ファンドとソフトバンクが名前を挙げているようです。

まぁ、そりゃたしかに通信事業を知っているソフトバンクが一番有力っていうのはわかるんですが、どうなんだろうな~。

でも確かに、ソフトバンクはPC用定額通信の実現出来てないみたいですし、24時間通話用とかデータ通信用にウィルコム回線持ってもらって、その分3Gの容量が空くってことで、次世代通信規格用の整備・開発にお金使おうってことですかね。法人営業にも良さそうですね、病院用の低電磁波、W-VPN、定額データ通信、W-SIMによる独自端末開発の容易性。ソフトバンクの資金力があれば、W-SIMに3GとPHS両方乗せられそうですよね。そうなると、あまり違和感なく24時間通話を提供できそうですね。

ウィルコムユーザー的にも、iPhoneに比較的シームレスに移行できるのはメリットがあるでしょうね。今回発売されるHYBRID W-ZERO3にデフォルトで搭載されるUSIMの代替もしくは追加という形でソフトバンク3GのUSIMを入れるなども可能でしょうね。っていうか、あれだ。XGP対応W-SIMを出してどこでもイーサと組み合わせて、iPhoneとセットで売るとかだと最強な気がするな。それちょっとほしいし。

まぁ、後は2.5GHz帯の利用について、ちゃんとやらせてもらえるかどうかでしょう。すべて日の丸技術はナンセンスというソフトバンク、松本副社長の意見もありますし、ソフトバンクはLTEに注力したいでしょうし、どんなもんでしょうね。一応総務省との約束になってますし、やらないわけにはいかないでしょうが、3Gへの基地局投資も全然やってませんし、総務省との約束を破るのは専売特許みたいなソフトバンクですからね。総務省に対して、買収の条件に2.5GHzをLTEに使わせてとかも言いそうですよね。それが国民利益に資するといえば資するともいえますし。

逆に、XGPでWiMAXを制して、中国市場に売り込んでいくということも考えられますね。…う~ん、無いか。

まぁ、結果を待ちましょう。

 

他サイト参考記事

 
 

カーライルはGoogleにウィルコム株式を譲渡すればよいのでは、という妄想

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完全に思いつきなのだけれど、ウィルコムの救世主にGoogleがなったらおもしろいだろうなと思ったりした。

ウィルコム自身は、公式サイトの検索サービスにヤフーをつかっているし、グーグル側のデメリットもあるから、実現しないだろうけれど。

ウィルコムユーザー層は、日本で一番Androidとかに反応してヘビーに使いそうな層があつまってるのではないかなとおもったりもする。それでいて、自由な制限のない環境を求めている層でもあるし、一番よくいわれるユビキタスを望んでいる層が集まっている気もする。ガジェット好きももちろんかなりいるだろう。

次世代の携帯端末が、iPhoneかAndroidに集約していくのならば、3GやLTEを自社網で展開しない以上、iPhoneがウィルコム端末になることはあまり望めない。モバイルWiMAX対応iPhoneがもし出たとして、なんかごちゃごちゃいろいろやったらXGPでも使えるという状況はあるかもしれないが、一般ユーザー向けに公式に対応したものがでるという確率はかなり低いだろう。

であれば、Androidしかない。そこんところをわかっているのか、AndroidをW-SIMで動かす試みもあったようだし。

Androidとしては、制限のないネットワーク基盤の上に立つことでその真価を存分に発揮しうるだろう。DoCoMoから出ているAndroid端末の詳細は知らないが、3Gネットワークとしての速度の限界は間違いなくあるだろうし、テザリングアプリを完全に有効にはできないのではないだろうか。

そして、LTEでもそれは同じではないかと思っている。少なくとも、LTE用に割り当てられた帯域では、XGPよりも通信容量が多いとは思えない。今のDoCoMoがやっているようなマイクロセルを実現しても、結局自律分散が実現しなければ、容量が現在の3G以上に増えるとも思えない。

つまり、Androidを真に生かしうるのは、通信容量が多く速度低下も少ないXGPだろうと思うのです。

ウィルコムとしては、XGPインフラの活用法を探しているようだが、一番身近で需要もありそうなのはやはりスマートフォンを快適に使えるという需要と、快適なモバイル通信という需要だろう。

で、モバイル通信市場の争いがあまりに熾烈であるなら、スマートフォン市場を狙っていくしかない。となると、WindowsMobileもいいけど、これからはiPhoneかAndroid端末を出すしかないだろう。そんな意味でウィルコムがGoogle傘下に入ることにはとてつもない意味がある。

では、Google側の旨味は無いのか。旨味以外のデメリット部分は無視して考えてみたい。

旨味その1.自社網(ITX網)で、通信インフラを所有できる。

「TwitterPeek」的なものをGoogleが出しやすくなるとか考えたりもした。ほかにGoogleにとってどの程度価値があるかについては、正直はかり得ない。固定のコストがかかることは間違いないのでデメリットかな。でも通信に制限をかけずに(もしくは思い通りの制限をかけて)ネットワークと端末供給をできるという点ではメリットがあるかもしれない。

旨味その2.16万基地局

Googleストリートビューを拡張する形で、基地局すべてにカメラや他の機能を持った何かを設置できれば、局地的な情報・画像を閲覧、収集するサービスを提供できる。個人向けにも企業向けにも何か価値があるかもしれない。

旨味その3.ウィルコムユーザー層その他ガジェット好きなユーザーを引きつけられる

Googleの圧倒的な資金力でXGPインフラを整備しつつ、Android端末をがんがん供給していけば、ウィルコムユーザー層は飛びつくだろうし、ガジェット好きなユーザーやモバイル通信ユーザーも引きつけられるだろう。比較的マチュアなユーザー層が多いとのことなので(今も残っているかは知らん)、ある種実験場のようにもできるだろう。

旨味その4.他キャリアの制限にかからないサービスを提供できる/他通信規格よりもずっと高速・安定した上り速度

テザリングアプリなどは、おそらく認められても通信制限がかけられるだろう。それをなくすことができる。それがGoogleにとってメリットがあるかはよくわからんけど。
しかし、XGPの上り速度は非常に良い。上り速度は、Webアプリを使う上で非常に重要になるし、携帯端末を「みんなが持ってる情報発信媒体」と考えることもできるので、この上り速度が必須になる事態も考えうる。単純に、携帯カメラとPicasaウェブアルバムの連携でもなかなかおもしろいし。

旨味その5.中国市場への足がかりにできる(かもしれない)

中国(政府)は、LTEが嫌いなよう。でも、XGPは嫌いではなさそう。であれば、Androidの中国普及の際に、XGPと一緒に持って行くのはいいかもしれない。

 
 
 

うわ~、どれも微妙
まぁ、妄想です。ってか、他に通信分野に興味がありそうで資本力があって旨味がある企業が思いつかん。

 

公式リリース:「WILLCOM CORE XGP」のサービス開始について

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ついに、というか、やっというか、「WILLCOM CORE XGP」の正式サービス内容が発表されました。

■「WILLCOM CORE XGP」概要

1. サービス開始 2009年10月1日(木)
2. 料金プラン名称 「XGPデータ定額フラット」
3. 月額料金 4,380円(税込)
4. サービス提供エリア    東京都山手線内の一部地区
5. 対象ユーザー 一般のお客さま、法人のお客さま
6. 対応通信機器 PCカード型 NECインフロンティア製 「GX001N」
7. 通信速度 上り下り最大20Mbps
8. サービス内容 インターネット接続

名目上、正式サービスとはいえ、実質的には、テスト期間を延長しているといえます。
それを示していて、さらに気になる内容なのが、上記内容と併記されている注意書きです。

※ ウィルコムのインターネット接続サービス「PRIN」利用料月額945円(税込)が別途必要となります。
※ 2010年3月31日(水)までは「XGPデータ定額フラット」利用料金及び「PRIN」利用料金を無料とするキャンペーン期間といたします。
※ 「XGPデータ定額フラット」は2年間でのご契約が条件となり、2年毎に自動更新されます。2年間の契約期間中に解約される場合、契約解除手数料として9,975円(税込)を請求させていただきます。但し、上記無料キャンペーン期間中はこの限りではございません。
※ 無料キャンペーン期間中、XGP専用データ通信カードは当社より無償貸与し、期間終了後にご返却いただきます。

気になることパート1:年度末までテスト期間

正式サービスの開始と銘打ってはいても、内容はほとんどテスト期間のままですし、端末も新しいものが出ていません。ただのテスト期間の延長といえるでしょう。「2010年3月31日(水)までは「XGPデータ定額フラット」利用料金及び「PRIN」利用料金を無料とするキャンペーン期間といたします。」という部分にそれがあらわれています。

十分な基地局投資ができていないことから、XGPの「本気」がこの程度のエリアと印象づけられるのを避けたいというところでしょうか。1500名に限るのもそのためと思われます。
また、USB端末が間に合わなかったという点も考えられます。来年度初め、実質的な正式サービス開始に合わせてリリースされるのでしょうか。

 

気になることパート2:料金と契約期間

月額料金だけ見れば、「4,380円」ですが、別にPRIN接続料(「945円」)が必要となっており、合計「5,325円」となります。
それに加えて、この「XGP定額フラット」は、2年契約となります。

正直、「UQ WiMAX」の料金体系と比べると、高いですね。
とはいえ、事業再生ADRやカーライルの思惑もあり、赤字経営は出来ないでしょうからこれがぎりぎりということなのかもしれません。

まぁ、年度末まで料金は無料なので、実質正式開始(来年度~)に値下げがあるかもしれませんが。

 

気になることパート3:「フラット」

「UQ WiMAX」には、「フラット」と「1DAY」プランがあります。今回ウィルコムが発表したのは、「フラット」プランなので、今後、「フラット」でないプランが考えられます。
ただし、2年縛りであの値段なので、あまり期待できないかもしれません。

 

気になることパート4:3Gとの連携

今回は何も発表されていませんが、WILLCOM CORE 3Gとの連携プランが今後考えられます。というよりも、そうでなければ「WILLCOM CORE」の概念を変更した意味がありません。おそらく、3GとXGPを「1SIMカード(=1契約)」で切り替えて使えるプランを用意するのではないかとおもっているのですが、どうなのでしょうか。

 
 

まとめ

しかし、事業再生ADR次第というのもまた落ち着かない感じですね。
事業再生ADRがうまくいったとして、どれだけ早くエリアを広げられるか、広げられないなら3G(MVNO)をどう活用していくのか、そもそもXGPの端末開発はどうなるのか。
いろいろな意味で目が離せなくなってきました。

 

ウィルコム公式リリース:事業再生ADR手続利用のお知らせ

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WILLCOM|事業再生ADR手続利用のお知らせ

当社は、今後の事業再生と事業継続に向けた強固な収益基盤の確立および財務体質の抜本的な改善を図るため、今般、「産業活力再生特別措置法所定の特定認証紛争解決手続」(以下「事業再生ADR」といいます。)による事業再生をめざし、本日、事業再生実務家協会への事業再生 ADRの手続を正式申請し、受理されました。

ウィルコムの事業再生ADR利用について、本日、ウィルコムの公式リリースが出ました。日経の記事は、事実だったようです。

当社は、事業再生ADRの利用により、不退転の決意を持って、抜本的な事業再生を図り、「WILLCOM CORE XGP」を含めて今後の事業を発展させていく所存でございます。

前回のエントリーで申し上げたように、ウィルコムの事業継続そのものがあやういというよりは、XGPへの投資をしたいから利用するということのように見えます。

事業再生ADRは、風評被害などを防ぐのを一つの趣旨としてできあがったものですが、マスコミやインターネット上での風評はなかなか抑えられませんね。

 

ウィルコムが「新しいスマートフォン」の開発をプレスリリース

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ウィルコムが「新しいスマートフォン」の開発をプレスリリース

ウィルコムが、9月7日に「新しいスマートフォンの開発について」というリリースを出しました。

以下、プレスリリースを抜粋します。

株式会社ウィルコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:久保田幸雄、以下:ウィルコム)は、マイクロソフト株式会社(以下:マイクロソフト)の協力を得て、最新モバイル機器用OS「Windows Mobile 6.5®」を搭載したスマートフォンを、2009年度内の発売に向けて開発を進めております

 本製品は、タッチスクリーン対応の最新モバイル機器用OS「Windows Mobile 6.5®」を採用することにより、操作性が飛躍的に向上します。またマイクロソフトの各種オンラインサービスに対応することで、今後、本格的な広がりが期待される「クラウド・コンピューティング」の快適な利用が可能となり、ウィルコムの大容量で快適なネットワークをベースに、いつでもどこでも定額で・安心してご利用いただけるストレスフリーのコミュニケーションスタイルを実現する革新的な製品となります。

 なお、発売時期、仕様・外観などは詳細が決まり次第、お知らせいたしますのでご期待ください。

さて、私や多くの方が気にしているのは、本スマートフォンの使い勝手やデザインなどでも、「Windows Mobile 6.5」を搭載したスマートフォンの出来映え、…などではないはずです。ずばり、XGPを利用できるかどうか。でしょう。

上記のプレスリリースでは、「ウィルコムの大容量で快適なネットワークをベース」と曖昧な表現をしています。

仮に、XGPを搭載したスマートフォンを3月に出したとなると、これはかなりすごいですね。たぶん、端末は初期のFOMAばりにごつく重くなることでしょう。また、スマートフォンという名称からは、通話機能がついていなければならないでしょうから、XGP+PHSのデュアル端末ということになります。アドバンスドではないW-ZERO3のような形状で、やや大きく、やや重くという事であればできるかもしれませんが、商品電力の点でも微妙な気がしますし、それ以上にW-SIMの用に通信部分を別に出来ないでしょうから、そこらへんのノウハウがあるメーカーがあるのか、というのも疑問です。

以上の点から、XGPは搭載されないと思いますが、ほんの少しだけ期待して待ってみたいと思っています。
「いつでもどこでも(利用できる)」「革新的な製品」という言葉に期待をふくらませてしまいそうです。10月のXGP正式サービスイン時の端末の大きさや消費電力次第でしょうか。

変則的ではありますが、そのスマートフォンに「W-OAM TypeG対応W-SIM」や「3G対応W-SIM」を搭載してくるという可能性はあるような気もしています。そちらの方が技術的には現実的でしょうか。

いずれにせよ、純減を止められなくなっている今、そのくらいがんばってほしいと思う今日この頃です。

 

XGP基地局についてのこの上ない解説(Willcom公式ブログ|アンテナ王子・クニノブさん)

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XGP基地局&アンテナ ~2009年春、エリア限定サービス開始予定 – WILLCOM|ウィルコム社員ブログ

ここまで基地局はできているんですね。もう展開しはじめて良いくらいですね。(時期的に当然か)

実際のアンテナ部隊にいるクニノブさんの解説ですから、この上ない解説ですね。

ぱっと見だと、見分けられなそうで残念ですが、それだけ完成していると言うことですね。

エリア展開についての心配は、資金面以外ほとんどなくなりました。

あとは端末ですね。。。。

本サービス開始までに、デュアル端末が出せるのか。また、早期にW-SIMにできるのか。さらには、通常音声端末にXGPとのデュアルが載るのはいつか。

…楽しみです。

 
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