ウィルコムの独自性戦略に対するITMediaの反応

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ITMediaのほうで、こんな記事が。
全体的に、ソフトバンクモバイルとの関係を述べている感じです。
う~ん、、、という点もありますが、以下には全面的に同意。

 ITmedia ビジネスモバイル:競争環境の変化で、失われる“ウィルコムだけ”

 このようにウィルコムを取り巻く環境は急速に変化し始めており、“ウィルコムだけ”という独自性を生かし、携帯電話との直接競合を避けて「堅実な成長」を続けるのは難しくなってきている。ウィルコムが望むと望まざるとに関わらず、今後は既存の携帯電話キャリアや新規参入キャリアとの競合・競争を前提にしていく必要がある。

 

 まずは今まで以上にフットワークのよいサービス開発や、W-SIMを使ったビジネスの一層の活用と裾野の拡大が急務だ。さらに、HSDPAや基地局のマイクロセル化といった“武器”を持ち始めた携帯電話キャリアに対抗するためには、ウィルコムのインフラも高速・大容量化を急ピッチで進めなければならないだろう。

 10年以上の間、PHSというインフラを守り育ててきたウィルコム。競争環境が変わり、携帯電話キャリアと直接競合が増える2007年は、同社が次の10年に進めるかどうかのターニングポイントになりそうだ。今後のウィルコムの動向を、期待をもって見守りたいと思う。

ただ、この記事中の「マイクロセル化といった“武器”」という表現に対し、PHSほどのマイクロセルに対抗できるというのは短絡的な理解になります。おそらく、筆者もそういう意図ではないでしょう。
PHSのマイクロセルは、気持ち悪いくらいのマイクロセルです。リソース的に、携帯各キャリアがここまでのマイクロセル化が出来るとはおもいません。やはり、エリアの深さという点ではPHSおよびウィルコムのネットワークにいまだ優位性があると思えます。
ただ、インフラ展開としては、マクロセルで大部分、マイクロセル(小型基地局)で穴つぶしというのが、効率的だと思うので、インフラ展開速度という点では、やはり圧倒的にウィルコムが不利だと思われる。

また、

 今のところPC向け定額データ通信はウィルコムの独壇場であるが、この分野でも“ウィルコムだけ”の構図が崩れるのは時間の問題だろう。

この部分についても、時間の問題がかなり大きい気もする。
PC向け定額データ通信を、もしいまauやドコモがはじめたら、私はすぐ契約するが(^^;)、イーモバイルと契約しようとは思わない。
イーモバイルは速度と料金の相関関係においてウィルコムに対し優位性を持つが、エリアという絶対的な条件で圧倒的に劣位に立つ。
この部分を他社と同等レベルまで上げるにはかなりの年月を要する。

まあ、いずれにせよ、「“ウィルコムだけ”という独自性を生かし、携帯電話との直接競合を避けて「堅実な成長」を続けるのは難しくなってきている」というのは同意。
おそらくそれをわかっていて、それに逆行するかのような「I=PHS」。
しかし、PHSに賭けるという厳しい選択をしたウィルコムを応援します。

 

 

I=PHS:新しいウィルコムのブランドキーメッセージ

PHS, willcom No Comments
「I=PHS」

上記は、あたらしいウィルコムのブランドキーメッセージだそうです。

なんじゃそりゃ?というのが最初の感想(^^;
「日本発のモバイル通信技術であるPHSに大きな誇りと未来を切り拓く情熱を共有している、ただひとつの集団であると言う意志の表れ」とのことです。なるほど。

もうちょっとかみ砕くと、「今回のブランドキーメッセージである「I=PHS」は、PHSの優れた特性を、ご利用いただくお客さまやキャンペーンキャラクターを通して伝えていくもの」ということです。
ようするに、PHSならではのメリット(マイクロセル→低電磁波、高音質、24時間いつでも定額、PCとのデータ通信も定額)を伝えていくという事なのでしょう。

現在のウィルコム定額プランの最大の競争相手といえば、ソフトバンクのホワイトプランでしょう。そして、ほとんどウィルコム及びソフトバンクのホワイトプランの詳細をしらないユーザーからすれば、数字的に見てウィルコム定額プランとソフトバンクホワイトプランは大差がないように思えます。
ウィルコムとしては、この点の細かいプロモーションは行わず、携帯電話とPHSの差異という点でのプロモーションをするということなのでしょう。

正直、う~ん…という感じもします。しかし、よく考えるとなるほどという感じです。
やはり、消費者には、単純な数字の比較によって「安い!」とかいうイメージをアピールした方が、短期的には有効であると思います。
しかし、そういう短期的な比較、プロモーションは、単純な比較をされがちです。しかし、単純な比較をするとウィルコムはソフトバンクには勝てないでしょう。
まず、端末の比較(種類、機能ともにかなわない)。次に、料金(ホワイトプラン980円、端末は店頭では0円と書いてある)。最後にエリア(やはりPHS<携帯というイメージがある)。

というわけで、ウィルコム的には、もっと本質的な、「ウィルコムならでは」「PHSならでは」のメリットを強調していく、していくしかないということなのでしょう。
やはり、低電時波、高音質、24時間いつでも・PC接続でも定額というのは、PHS(マイクロセル)ならではのメリットで携帯電話にはまねが出来ないという自負があるのでしょう。ウィルコム自身が、「日本発のモバイル通信技術であるPHSに大きな誇りと未来を切り拓く情熱を共有している、ただひとつの集団」という意志をあらわしていることからもわかるように。

もうひとつ、このプロモーションに意味を見いだすとすれば、PHSのブランド化を図っているということでしょうか。
最近のウィルコムは、かなり長期的な視点から長期的な戦略を打ち出してきています。その一つがブランド化ということでしょう。
PHSならびにウィルコムのブランド化ですな。

ちなみに、「2007年4月からモデルのSHIHOさん、2007年5月から俳優の筧利夫さんをウィルコムのCMキャラクターとして順次起用」とのこと。筧利夫さんは、わかるとして、SHIHOさんてなんだよ。ウィルコムのこと知っているのだろうか。おなじW-ZERO3でブログしようつながりの安めぐみさんとかでよいのでは?

 

 
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