ウィルコムのメールサービス刷新について

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先日、春ごろにメールボックス容量を10Mバイト以上に拡張するなどを含めたeメールサービスの拡充が発表された。
私的には、ウィルコムのメールサービスは、必要十分な機能と完成度を持っていると思っている。しかし、他社と比べた場合、若い人、特に学生向けの訴求力が弱い点がある事も否めないであろう。

この点、memn0ckさんの記事、【ウィルコム展望】堅調に純増したウィルコムの2007年はどうなる!? / デジタルARENA にて

 現在のケータイサービスの3大要素である「通話」「メール」「Web」のうち、ウィルコムは音声定額サービスによる「通話」や、低価格なデータ定額およびフルブラウザによる「Web」において、ある程度の評価を受けている。一方でPOP/SMTPといったパソコンと同じメールを扱える利点があるものの、端末のメールクライアント(アプリ)の使い勝手がいまひとつであることや、送受信の時間が遅いことなど、「メール」機能の評判は決して良くない。せっかくウィルコム定額プランのみで定額で利用できるのに、生かし切れていないというのが実情だ。

(メールサービス内容については)03年に登場した初代「AIR-EDGE PHONE」(当時はAirH”PHONE)から基本機能は変化がないのも事実だ。

 ウィルコムの03年以降のメールサービスといえば、W-ZERO3 [es]のライトメールのチャットモードは既存サービスをうまく見せるという点で評価したいが、むしろ06年2月6日~10日における約80時間にわたるメール障害などの印象の方が強い。他社で導入されているデコメ(HTMLメール)も若者を中心に指示されており、ウィルコムでの導入も今後は必須に思われるし、新機種とともにメールサービス拡充は注目ポイントだろう。

とされているのは、するどい上にもっともな指摘であろう。

そこで、ここでは、私的に改善したらどうか、こうしたらどうか、などの妄想を書いてみたい。

1、送受信速度

まずは、なんといっても送受信速度であろう。
ウィルコムメールの送受信速度は、とにかく遅い。一昔前のauくらい遅い。ドコモとは比べるまでもない。この点が私は気に入らなくて、ほとんどライトメールで済ませている。(ライトメールは、非常に速い。)

 W-OAMにより応答速度の改善もあるようだが、ほかに革新的なことがなければ、送受信速度が劇的に速くなって快適に利用できるとは考えにくい

この点については、nico.の送受信速度が非常に速いと聞く。どうやら、これは「エッジeメール方式」だから、らしい。

ウィルコムの現行機種のほとんどのメールは送受信が非常に遅いです。
しかし、ウィルコムが提供していたエッジeメールという方式では、メールの送受信がめちゃくちゃ速かったのです。
旧機種やnico.で採用されており、経験してる人もいるでしょう。

どれくらい速いかというと「送信」ボタンを押して1秒後には送信が完了するほど。(1秒かからなかったような気がしないでもない)
メール送受信の遅さって、人によっては致命的とも言える弱点になり得ます。
しかし、もしこのエッジeメールがnico.以外に導入されるなら、これは素晴らしい改善だと私は思うのです
よっけのぶろぐ | nine(WS009KE)のメールはエッジeメールかもしれない!?

この方式をそのまま全面的に採用、ないし、いろいろと拡張・応用してそれなりの機能を備えながら、速度を改善出来ないであろうかという妄想をしている。

2、絵文字

次は、絵文字である。
ウィルコムの端末(京セラ製のみ?)には、ドコモの絵文字1,2が入っている。この絵文字は、ウィルコム同士のメールに使用する事ができ、さらにドコモへそのまま送る事も可能である。
しかし、ドコモの絵文字についても、ドコモ側からウィルコムへ送る事はできず、au、softbankの絵文字に関しては何も対応していない。
ドコモからの絵文字が表示出来ないのは、ドコモ側の問題ではあるが、それはユーザーにとっては関係のない事である。
ナンバーポータビリティによって、携帯各社は相互に絵文字のやりとりを可能にした。これからの世代は、これが当たり前になり、ウィルコムのメールサービスへの印象が悪くなる可能性がある。
特に、端末の設計上、絵文字機能に力が入っているソフトバンク(送受信速度もウィルコムより速い)においては、ホワイトプラン+メールサービスでおよそ1200円/月程度が実現出来るのであり、メール重視のユーザーは、ウィルコムを選ぶ理由がほとんど無くなってしまう。
また、ドコモは、GIF画像を自作し、HTML形式で埋め込む事で自作絵文字を可能にした。そして、この機能は、au、ソフトバンクでも応用可能である。
このように、各社絵文字に力を入れているということは、メールサービスを提供する上で重要な機能の一つであるという事の一つの証左なのである。とすれば、ウィルコムも力を入れてしかるべきではないだろうか。

3、装飾機能(デコメール、デコレーションメール、アレンジメール)

最近、とみに流行っているらしいのが、ドコモで言うデコメールだ。ようするに、HTMLメールである。これを標準搭載にし、なおかつ、他キャリアでも受信可能にすれば、上記の絵文字の問題も解決する。絵文字をすべてGIFで用意しておけば、HTMLで埋め込めばいい。絵文字の著作権の問題があるような気もするが、現在のウィルコム端末でドコモの絵文字が使える事を考えると可能のようにも思える。
また、これに表示だけでも対応しないと、ドコモからデコメールが送ってきたとき、読みづらくてしょうがないという点がある。せめて表示だけでも対応して欲しい。せっかくフルブラウザエンジンを積んでいる端末が多いのだから。

私的には、これによって(ドコモのように)インライン入力ができなくなるなどの弊害が生じる事がイヤなのでやってほしくはないのだが、一般向けの訴求力は確実に上がるであろう。

4、文字入力方式

最近では、ウィルコム端末でも、Advanced Wnn2や、ATOK+APOTなどの搭載が盛んだが、まだ改善の余地があるように思う。
たとえば、WX310Kは、上述のAdvanced Wnn2を搭載し、推測変換機能を有するが、候補ウインドウが小さく、候補数が5つしか表示出来ない点。さらに、W-ZERO3[es]では、ATOK+APOTを搭載してはいるが、逆トグルキーがなく不便である。(フルキーボード入力しろとかいうな)
このように、現在端末の入力機能については、統一的な規格がない。ここらへんを統一するのがうまいのがauだが、MNP後のトップ堅持はそういう点にも要因があるように思う。
マーケットサイズが小さいうえに、出資者との兼ね合いもあるため、ウィルコムとしては、キャリア主導の体制を引くのも難しいものがあると思うが、どうにかならないだろうか。
その他には、変換効率の一定以上化、T9やPOBOXなどの特殊入力機能、通常入力・カタカナ・英字・数字の切替方(ないし切替不要化)などの統一点・改善点があるように思う。

5、その他のとんがった特徴

やはり、独自性です。ウィルコムがウィルコムたるゆえんは。はい、いままでの1~4までをすべてぶちこわしました。
いままでの1~4は、要するに携帯各社にサービスを近づけるだけのものにすぎません。ただ、競争各社がそうである以上、上記のような方向性の進化は必要であると感じています。
しかし、それだけでは、ウィルコムはウィルコムとして愛されません。ウィルコムでなくてはならない理由にはならないからです。
やはり、そこはとんがった独自性が必要なのです。(その意味で、送信予約機能の新規予約受付終了は残念な知らせであったようにも思う。)
ほら、喜久川社長も「独自性を武器に2007年も成長を目指す」とおっしゃっていたことですし。
やはり、独自性を打ち出していかないといけないように思う。

といっても、新しいアイデアというのは編み出すのは難しい。
今までに編み出されてきたものとして、チャット機能、現在位置地図送信、選択受信、IMAP化、写メール、動画メール、PDF・Office文書添付+ビューアー、HTMLメール、絵文字、オリジナル絵文字などなどです。思い付く限り、これくらいでしょうか。

他に…う~ん…そうですな~。Gmailみたいにするなんてどうでしょう。PCからサーバーにアクセスもできて、そこで閲覧・編集・削除が行えるとか。大きい添付ファイルは、サーバー上に残り、通知だけ端末にメール、後からPC上で開けるようにするとか。
あとは、地味に迷惑メールフィルター搭載とか。全機種にタッチパネルを搭載して、手書きメールを送れるとか。

う~ん…難しいですな~。考えれば考えるほど難しい。

こんなかんじでひとつどうでしょうか、ウィルコムさん。

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