なぜ、ウィルコムは車載市場に注力できるのか?

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【新年インタビュー】なぜウィルコムは車載市場に注力できるのか?

こちらの記事に、いろいろと気になるコメントが載っています。

道路のエリアカバー率はいかがでしょうか。

→高速道路はほぼカバーしていますが、地方郊外部では人家を離れるとカバーし切れていない部分があるのは事実です。特に現在はNTTの回線網をバックボーンに使っているので、それがない場所は難しい。近い将来にはNTT網への依存をしないバックボーン構成を考えていますので、ここは今後の課題になります。

NTTの回線網が無い場所にもエリア展開を考えているらしい。

道路のように人家のない場所にも存在するものをカバーするのは、マイクロセルだと逆に難しい部分もありますね。

→むろん、技術的な部分でも課題解決の取り組みはしています。まず基地局側では現在、電波出力をあげずに飛距離を上げる新たな通信技術を導入する予定です。また端末側のアンテナ技術の改善もあわせて行います。これらを総合すると、1基地局あたりのカバーエリアはFOMA並にはなると思います。エリアの課題は次第に解消されます。

「1基地局あたりのカバーエリア」がFOMA並になる!?…え、そんなになるの?(^^;

なるほど。しかし、車載器向けの通信市場は、テレマティクスが普及し始めたとはいえ、まだ小さいのではないでしょうか。

→確かにそういう見方もできますが、そこに携帯電話キャリアとウィルコムの違いがあります。(略)これから成長が期待できるとしても、現段階で8000万の携帯電話市場と、60-70万のクルマ向け市場のどちらを重視し、優先するか。彼らからすればリソース全体の1%以上の力は(クルマ向けに)使えない、のですよ。

一方でウィルコムの契約数は現在400万です。つまり、我々は、400万契約から現在の60-70万というクルマ向け市場を見ている。さらに今後の成長分に対しても、判断の母数が400万から見てなんですね。

成長が期待できるが初期市場が小さい分野に対して、最も参入しやすいのは既存顧客の少ないプレーヤーである。これは「破壊的イノベーションの法則」でクリステンセンが提唱し、その正しさが証明されてきた理論です。

恥ずかしながら、「破壊的イノベーションの法則」を知らなかった。

調べてみると、おもしろいamazon.comのレビューがあった。↓

NTTドコモが苦戦している理由がわかる, 2004/02/07

レビュアー: eboshi-iwa – 自分が書き込んだレビューをすべて見る

私は本書に推薦の言葉を書いた教授のいる、某大学MBAに在籍しています。全ての推薦の言葉は、真実です。ケーススタディーでNTTドコモの現状についてディスカッションをしたが、クリステンセン教授の指摘どおりである。すなわち、優良巨大企業のドコモはiモードで圧倒的シェアおよび高収益なビジネスモデルを構築したものの、au,ボーダフォンにキャッチアップされている。なぜなら、iモードというビジネスモデルを根本から崩す、「破壊的イノベーション」を見出そうとしなかったからである。NTTドコモは、2000年度にクリステンセン教授をアドバイザーとして招いていた事実は、皮肉である。

まあ、iモードというビジネスモデルを根本から崩す「破壊的イノベーション」とは、「フルブラウザ」や、「着うたフル」等なんでしょうね。

さらにいえば、従来から一般的に用いられる「従量課金」という制度に対する「破壊的イノベーション」は、「定額制」でもあるのでしょう。

この本は、新版が出てるみたいなので、購読してウィルコムの未来を占うのもいいかもしれない。買おうかな。経済等は苦手なのですが、おもしろそうです。

最後に本の宣伝で終わってしまった(^^;

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