メール遅延問題について改めて考える。

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もともとメールというものは、受信側が受け取りにいくもので、相手の都合を気にせず送れるという利点があった。そう考えると、遅延は問題ないというのも正論だが、携帯ユーザーを取り込もうとするウィルコムの戦略からすれば、非常に問題である。

ほとんどの携帯ユーザーは、メールでチャットのように会話ができるということをあたりまえに感じている。そして、返事がすぐにこないと不満を持つ人も多くいる。そういう人たちに対して、「Eメールという物はそういうものだ」といっても、納得をしてもらえるかは疑問である。ITMediaで、女性は「返信メールが早いと脈アリと思う」~ボーダフォンの調査というような記事もあるように、返信の即時性というものは、携帯メールでのコミュニケーションについては重要なのである。

即時性の重要性というのは、それだけにとどまらない。たとえば私は、いわゆる「ニュース速報」系のメルマガを登録しているが、これについても、携帯メールは速達であるから登録しているのであって、そうでなければ利用しない。

即時性を求めるなら、電話をしろという意見もあるが、たとえば、相手が電車に乗車中の場合にはマナー上出られないので即時性を求めることは出来ない。が、メールならば、即時に閲覧と応答が出来る。(メールも、マナー上電車内では禁止されているではないかという人もいる気もするが、もともと携帯の電磁波強度がペースメーカー患者に与える影響を考慮したルールであって、ウィルコムのような低電磁波のPHSには当てはまらず問題ないであろう。ただ、やはりメールでも周りに不快に思う人もいるので、控えるのがベストではある。が、それでも不快度は、通話に比べればメールの方がはるかに良い。)

また、メールの方が、気軽でもある。通話のようにアドリブが必要でもないし、用件だけ簡潔に伝えることが出来るのは便利だ。

メールをチャットのように使うというのは、携帯で培われた文化でもあるように思う。本来のEメールの使い方からすれば、正しくは無い。そのような意見もまた正しい。だが、携帯ユーザーには、一般的ではなく、それを普遍化するのももはや不可能であるように思う。

他方で、メール本来の使い方を考慮に入れるウィルコムユーザーは、即時性を求める場合は、pdxメール、そうでないメールは通常のPOP3メールのアドレスを指定して送ってもらうことが出来る。ウィルコムでは、両方受信できる機能をもった端末が標準になっているからだ。そう考えると、Eメールおよびウィルコム端末の正しい使い方としては、即時性をもとめるならPDXメール、求めないならPOP3メールを使う、というような使い方なのではないだろうか。

どういう考え方をとるかはともかく、本来使えるべき機能を提供できなかったという責任は大きい。私的には、実はあまり実害もなく、どうでもいいのだが(汗)、携帯ユーザーを取り込もうとするなら、そして、イメージ戦略上も、大きな問題であるという問題提起だけはしておきたかった。

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